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めろん|保育士ママの子育ての話

保育士経験10年以上・5歳6歳娘のママ

自己肯定感を育てる「たった一言」の声かけ
#声かけ#自己肯定感#子育て#保育士

自己肯定感を育てる「たった一言」の声かけ

2026-07-02

「すごい!」「上手!」

子どもが何かできた時、つい口から出てしまう言葉。

実は私、保育士なのに今も言ってしまいます(笑)。

わかっているのに、出てしまう。

でも、この言葉が自己肯定感を下げているかもしれないと知ってから、少しずつ意識して変えるようにしました。


「すごい!」がなぜよくないの?

「すごい!」「上手!」という言葉、悪くはありません。

でも、これだけだと子どもは**「結果がよければ褒めてもらえる」**と学習していきます。

すると、どうなるか。

  • 失敗しそうなことには挑戦しなくなる
  • うまくできないと「自分はダメだ」と感じてしまう
  • 親の反応を気にしながら行動するようになる

前の記事「非認知能力って何?IQより大事と言われる理由」で書いた、頭はいいのに挑戦できなかったあの子。あの子も、結果でしか評価されてこなかったのかもしれない、と今は思います。


自己肯定感を育てるのは「結果」より「気持ち」

うちの娘が「できない!いやだ!」となった時、私がまずやることがあります。

「できないね。いやなんだね。」

ただ、それだけ。

解決しようとしない。 励まそうともしない。 とにかく気持ちをそのまま言葉にして、落ち着くのを待ちます。

これを**「気持ちの言語化」**といいます。


「気持ちの言語化」がなぜ効くのか

「できないね。いやなんだね。」

たったこれだけで、なぜ子どもは落ち着くのでしょうか。

実は、脳の仕組みと深く関係しています。

子どもが「できない!」と感情爆発しているとき、脳の**「感情を司る部分(扁桃体)」**がフル回転しています。この状態では、考えたり判断したりする機能がほとんど働きません。

だから「大丈夫だよ」と励ましても、「もう一回やってみよう」と促しても、耳に入らないんです。

ここで効果的なのが**「気持ちに名前をつけてあげること」**。

「いやなんだね」「悲しかったんだね」と言葉にしてもらうと、子どもの脳は**「あ、これは〇〇という気持ちなんだ」**と整理できるようになります。

感情が言語化されると、脳の興奮が少しずつおさまっていく。これは脳科学の研究でも確認されていることです。


「共感」と「解決」は順番が大事

多くのママが無意識にやってしまうのが、気持ちを受け止める前に解決しようとすること。

「大丈夫だよ、またやればいいじゃん」 「そんなことで泣かなくていいよ」 「じゃあこうしたら?」

気持ちはわかります。早く泣き止んでほしい。前に進んでほしい。

でも子どもからすると、**「私の気持ちをわかってもらえなかった」**という感覚だけが残ります。

順番はこうです。

① まず気持ちを受け止める(共感) ② 落ち着くのを待つ ③ 解決や提案はそのあと

この順番を守るだけで、子どもの反応がガラッと変わります。


気持ちの言語化は「自己理解」の練習でもある

もう一つ大事なことがあります。

「できないね」「いやなんだね」と言葉にしてもらい続けた子どもは、だんだん自分で自分の気持ちに気づけるようになります。

「あ、私いま悔しいんだ」 「ぼく、怖いから嫌なんだ」

自分の感情を理解できる子は、感情に振り回されにくくなります。そして「じゃあどうしようか」と自分で考えられるようになっていく。

これが自己肯定感の土台になるんです。


落ち着いたら「どうする?」と聞く

気持ちが落ち着いてきたら、私はこう聞きます。

「どうする?」

「もう一回やってみる?」でも「今日はやめとく?」でもない。

本人に選ばせる。

これが大事です。

「自分で決めた」という経験が積み重なると、子どもの中に「自分はちゃんと決められる」という感覚が育っていきます。これが自己肯定感のさらなる土台です。


完璧にやらなくていい

正直に言うと、私も毎日できているわけじゃありません。

忙しい朝に「すごい!」って言ってしまうこともある。

でもそれでいい、と思っています。

大事なのは**「100回のうち、何回か変えてみる」**こと。

少しずつ積み重なって、子どもの自己肯定感は育っていきます。

今日も、おつかれさまでした。


めろん|保育士資格・保育士経験10年以上。5歳・6歳の娘を育てるママ。保育士の視点と母の視点から、子育てが少しラクになる話を書いています。

X(Twitter)→ @happycherish809

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