
保育園ではいい子なのに、家に帰るとぐずる。それ、頑張っていた証拠です
2026-06-27
はじめに
「園ではいい子にしてますよ」と先生に言われるたびに、少しほっとしながらも、心のどこかで複雑な気持ちになりませんか。
なぜなら、玄関のドアを開けた途端、まるで別人のように崩れるから。
おやつを出せば「これじゃない」、着替えさせようとすれば「いやー!」、夕飯の準備中はずっと足元で「抱っこ!抱っこ!」の連呼。
「どうして、家でだけこうなるの?」
保育士として働いていた頃、このお悩みを何度聞いたかわかりません。そして今、自分がまったく同じ状況に立っています。
帰宅後ぐずりの正体
子どもは保育園でものすごく頑張っています。
集団の中でルールを守る、我慢する、自分の気持ちを抑える。大人でも疲れることを、まだ小さな体と心でこなしているんです。
帰宅後のぐずりは、「今日も精一杯頑張った」という心のガス抜きです。
緊張していたタガが外れる場所が、家。崩れる相手が、あなた。
そしてこれは、信頼の証拠でもあります。「この人の前なら、ちゃんとしていなくても大丈夫」「素のままの自分を出しても嫌われない」——そう思えているからこそ、崩れるんです。保育園の先生の前では、崩れませんよね。あなたは、この子が唯一鎧を脱げる相手なんです。
「疲れているのにどうして言うことを聞かないの」と思ってしまうとき
子どもが帰宅後ぐずるのと同じように、親も疲れています。
仕事を終えて迎えに行って、夕飯を作って、お風呂に入れて、寝かしつけて。それをこなしながら「なんでこんな時に!」と思うのは、当然です。
でも、ぐずっている子どもの頭の中には「早くしてほしい」とか「困らせたい」という気持ちはありません。
ただ、「ぐちゃぐちゃな気持ちを、全部受け取ってほしい」それだけです。
帰宅後ぐずりをラクにする3つの関わり方
1. 帰ったらまず「10分だけ」子どもの話を聞く
夕飯の準備より先に、10分だけ子どもと向き合う時間を作ってみてください。
「今日どうだった?」と聞かなくてもいいです。ただそばにいて、何かしゃべってきたら「そうだったんだね」と返すだけでいい。
この10分があるかないかで、その後のぐずり具合がかなり変わります。
2. 帰宅後はスケジュールをゆるくする
帰ってすぐ「着替えて、手を洗って、宿題して」と矢継ぎ早に言うと、切り替えが間に合いません。
帰宅後30分は「何もしなくていい時間」と割り切ってみると、子どもが自分でリセットできます。
3. 「頑張ったね」と一言声をかける
「今日も保育園行ってくれてありがとう」「頑張ったね」という一言は、子どもにとって「わかってもらえた」という安心感になります。
毎日言い続けると、子どもの方から「今日ね、〇〇があったんだよ」と話しかけてくるようになります。
おわりに
保育園でいい子にしているということは、それだけ気を張って、頑張ってきたということ。
そして家で崩れるのは、あなたのことを「世界で一番安心できる場所」だと思っている証拠です。
ぐずられると、本当に消耗しますよね。でも今日も一日頑張ったのは、子どもだけではありません。お迎えに行って、ご飯を作って、ぐずるわが子に付き合ったあなたも、本当によくやっています。
今日も、おつかれさまでした。
めろん|保育士資格・保育士経験10年以上。5歳・6歳の娘を育てるママ。保育士の視点と母の視点から、子育てが少しラクになる話を書いています。
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